村上誠一郎氏が2022年に安倍晋三元首相を「国賊」と表現し、党役職停止処分を受けて以来、その評判はどのように変化したのでしょうか？
そして、2024年10月の総務相就任により、旧安倍派からの反発が報じられる村上氏はどのような人物なのでしょうか？
今回は村上氏の評判の変化と一般人や旧安倍派の反応について掘り下げます。
村上誠一郎の評判は国賊の発言後から良い？
村上誠一郎氏が2022年に「国賊」と安倍晋三元首相を批判した発言は、政治の世界で大きな波紋を広げました。
この発言により、村上氏は自民党から1年間の役職停止処分を受け、党内外から賛否の声が上がりました。
一方で、村上氏の評判については賛否が大きく二分しています。
安倍政権時代には「党内野党」として度々批判的な姿勢を見せてきたことから、安倍政権を批判する立場の有権者からは一定の支持を集めました。
特に、国葬問題や統一教会の影響に関する発言は、政権の透明性を求める人々からの共感を呼びました。
また、村上氏は「感情が伴う発言だった」と遺族への謝罪も行い、発言の撤回を申し入れましたが、それでも「正論を言い続けた」とするスタンスは維持しており、芯の強い政治家としての評判を高めています。
一方で、安倍派や党の保守層からは非常に厳しい視線を向けられています。
一般人のコメント
ヤフコメではこのようなコメントがありました。
後ろ向きなコメント
村上氏の入閣は、党内の亀裂を決定づけたといってよい。 しかしながら、石破氏からは村上氏の入閣に対する発言はない。
どういったつもりで入閣されたのか？ということは石破氏にただす以外にないのであるが、この人事は自民党内で波紋を広げるものであった。
今回の組閣、党役員人事については、石破氏の説明が期待されるところが多いであろう。
なぜなら、なぜこうした結果となっているのかについて、国民は必ずしも納得してはいないからだ。 石破氏の説明責任が求められる。
石破総理も村上総務相も自由民主党に相応しくない方だと思います。
村上総務相は、安倍元総理を「国賊」と発言し党の役職1年停止の処分を受けた人物です、そんな人物を総務相に任命した石破総理には説明責任があります。
石破総裁は、党内支持基盤が弱いため、閣内不一致を避けるために議員を総務相起用しました。
これは、適材適所ではなくお友達内閣です。 衆院選で議席数を大幅に減らし、旧安倍派中心に「石破おろし」が起きることを期待します！
村上氏は石破政権のアキレス腱になるかもですね。
総務相となる人が記者に対して「少しは考えて」はマズイ。麻生氏も毒舌だったが、不勉強な記者に対する指摘であった。
村上氏のそれは、既に謝ったのだから、いちいち聞いてくるなよという感情論的傾向を否定してない。百歩譲って他の大臣ならよしとしても、総務省は放送を所管する省庁。
マスメディアとしては、記者に対する理不尽な対応を、他の大臣より重く見るかもしれない。
また放送法と関連が深い省庁だから、村上氏の発言を放送の自由の侵害として紐付けられる可能性がある。
石破首相は即座に村上氏を口頭注意すると共に、不用意な発言がないよう配慮と支援をする必要がある。
前向きなコメント
ある意味、今回の内閣でようやく長年続いた安倍一強体制から脱却できたのではないかと思う。
それは、閣僚に旧安倍派の議員を入れなかったことやこの村上氏を大臣に起用したことからもみて取れる。
石破内閣もいろいろと問題あるかもしれないが、これはこれで裏金疑惑や統一教会問題に一石を投じたのではないか。
忖度問題や統一教会絡みで○害されたこと、株価は上がったが、円安で貧乏国家になった原因をつくったことを考えると、大変失礼な発言ではあるが、言いたい理由はわかる。
また、マスコミは言葉尻だけを取り出して騒ぎ立てる事が多いので、素晴らしい政策がちょっとした失言で台無しになることも十分ありうると思う。
そのような理由から「少しは考えて」といったのなら理解できるし、私たちもマスコミの切り取り発言記事に踊らされないように気をつけるべきかもしれない。
アベノミクスだけが理由とは言えないが、 異次元の金融緩和の結果が円安を招いている原因の一つではあると言えるので、あながち国賊発言の方の100%間違いではないと思う。
他にも公文書書き換えのもりかけもんだい。
他にもさくら問題、統一教会との関係、木原事件、裏金問題とあげればまだまだあるが、権力者が法を遵守せず権力で犯罪をもみ消す体質が全くないとは言い切れない阿部元総理の振舞いは、もっと調査すべきだと思う。
その上で村上さんの発言の賛否がなされるべき。
SNSの声まとめ
Xではこのような声がありました。
批判的な声が多いです。
過去に発言した「国賊」大きさを感じますね。
村上誠一郎の入閣と旧安倍派の反応
村上誠一郎氏が19年ぶりに入閣し、2024年に総務相に就任したことは、旧安倍派にとって大きな驚きとなりました。
石破茂内閣の発足に伴い、村上氏は総務相に選ばれたものの、この人事に対して旧安倍派からは「党内融和とはほど遠い人事だ」との批判が相次いでいます。
特に「安倍元首相がいた時代なら、ありえなかった」というコメントも見られ、村上氏の選出が旧安倍派の影響力低下を象徴するものと捉えられています。
旧安倍派の一部は「リベラルに天下を取られた」と嘆き、村上氏の入閣に対する不満を露わにしています。
旧安倍派の若手は、村上氏の入閣について「安倍元首相がいた時代なら、ありえなかった。天下が『リベラル』に取られ、時代が完全に変わってしまった」と嘆息。「党内融和とはほど遠い人事だ」と懸念した。
村上氏が党内の主流派に対して批判的な姿勢を取る中で、彼の言動が党内の分裂や混乱を招いているとの見方も存在します。
村上氏は安倍政権の政策を厳しく批判してきたことで知られます。
特に、特定秘密保護法や集団的自衛権の行使容認といった問題に対しては党内で反対の立場を貫き、「立憲主義を守るべき」と主張してきました。
このように筋を通す姿勢から、彼は「良識派」として一部の支持を受けているものの、安倍政権を支持してきた勢力からは不満が強まっています。
さらに、村上氏は石破氏を支持し続けてきたことでも知られ、2024年の自民党総裁選でも石破氏の推薦人を務めました。
このことが、旧安倍派が村上氏を「リベラル派」と見なす一因ともなっています。
自由主義（リベラリズム）の立場をとるさま。
村上氏の入閣は、旧安倍派の影響力の弱体化を象徴するとして、派閥内での焦燥感を招いているのです。
旧安倍派が嘆く「リベラルに天下を取られた」背景
旧安倍派の中では、村上氏の入閣を「リベラル派の台頭」として受け止める声が強まっています。
村上氏が「安倍政権の負の遺産」として株価の乱高下や円安を指摘し、また旧統一教会問題を「負の遺産」と批判したことが、旧安倍派にとっては看過できないものでした。
彼の意見は、安倍政権が推し進めた経済政策や保守的な政策に対する批判でもあり、旧安倍派の価値観に真っ向から対立するものだったのです。
村上氏の発言は、彼の「正論を言う」という姿勢を強調するものであり、それが一定の共感を呼ぶ一方で、旧安倍派にとっては「党の統一を乱すもの」として批判されています。
そのため旧安倍派は、村上氏の総務相就任を「党内のリベラル勢力が重要な役職を手にした」として危機感を持っています。
村上誠一郎の評判と人物像
村上誠一郎氏は、一貫して「筋を通す政治家」としての評価を受けてきました。
彼は政策面でも安倍政権の経済政策に批判的な立場を取り続けており、特に「アベノミクス」に対しては「負の遺産」と表現することでその影響に警鐘を鳴らしてきました。
また、憲法9条の平和主義を絶対に変えてはいけないという信念を持ち、集団的自衛権の解釈改憲には強く反対してきました。
また、村上氏は過去には特定秘密保護法の採決に際して「体調不良」を理由に退席し、「議論が不十分なまま法案が通過することに危機感を持つ」と語ったこともあります。
このような行動により、一部の人々からは「信念を持った政治家」として称賛される一方、党内からは「反体制的」として距離を置かれることも多いです。
村上誠一郎氏のスタンスは、党内における一貫した「異論を唱える立場」であり、これが旧安倍派のような保守派にとっては不快に映る要因となっています。
しかし、それと同時に彼の政治姿勢は、国民の中で政策の透明性を求める層からの支持を集めているのです。
まとめ
村上誠一郎氏は、安倍晋三元首相を「国賊」と呼んだことで批判と支持の両面から注目を集めてきました。
その後の評判は、賛否が大きく分かれたものの、2024年には総務相に就任し、彼の信念を貫く姿勢は一定の評価を受けています。
一方で、旧安倍派からは「リベラルに天下を取られた」との声があり、彼の存在が党内の融和を妨げているとの懸念もあります。
村上氏の入閣は、旧安倍派の影響力低下を象徴する出来事であり、その「筋を通す」姿勢が今後どのように政治に影響を及ぼすのか、引き続き注目されます。
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