袴田事件は1966年に静岡県で発生した一家4人殺害・放火事件であり、被告人袴田巌さんの冤罪疑惑が長年にわたって注目されてきました。
2024年9月に再審で無罪が言い渡されたものの、事件の真犯人が誰なのかは依然として謎のままです。
特に、事件の生き残りであった長女・橋本昌子さんの死因が注目されています。
今回の記事では、橋本昌子さんの死と袴田事件の真犯人について掘り下げていきます。
袴田事件の真犯人は誰なのか?
袴田事件では、味噌製造会社の専務である橋本氏の一家4人が惨○され、家が放火されました。
亡くなったのは以下の画像の専務、妻、次女、長男の4人です。
当初、元プロボクサーであり事件当時従業員だった袴田巌さんが逮捕され、死刑が確定。
しかし、袴田さんは一貫して無実を主張しており、再審請求が続けられていました。
2024年9月の再審では無罪判決が下されましたが、これにより事件の真犯人は未だ不明となっています。
長女・橋本昌子が生き残った背景
事件当時、唯一生き残ったのが長女の橋本昌子さんでした。
彼女は両親と妹、弟が殺害された一方で、祖父母の家に寝泊まりしていたために難を逃れました。
この事実が、彼女に対する一部の疑惑を呼び起こす要因となっています。
袴田事件で長女・橋本昌子の死因が注目される理由
2014年、袴田巌さんが再審開始と同時に釈放された直後、2014年3月28日に長女・橋本昌子さんは自宅で死亡しているのが発見されました。
静岡県清水市(現静岡市清水区)で1966年、みそ製造会社専務の橋本藤雄さん(当時41)一家4人が殺害された事件で、唯一助かった長女の昌子さんが清水区の自宅で死去していたことが29日、関係者への取材で分かった。
近所の住民によると、家族が28日に訪ね、死亡しているのを見つけたという。
このタイミングの一致が、彼女の死に対する様々な憶測を呼んでいます。
長女の死因に関する疑惑
橋本昌子さんの死因については、公式に病死とされていますが、その直前に袴田さんが釈放されたというタイミングが注目され、自殺説や彼女が真犯人であったのではないかという憶測が飛び交いました。
ただ亡くなる当時の状況を遺族は以下の様に語ったそうです。
長女はテレビも見ない生活で、遺族は袴田さんの再審請求についても「全く理解していなかったと思う」と書面で振り返った。
「長生きしたい」とも話していたという長女は、静岡地裁が平成26年3月に再審開始を認め、袴田さんが釈放される直前に、病気で亡くなったという。
事件で生き残った長女を犯人視するようなインターネットの書き込みが多数あるといい、遺族は「一度に家族4人をなくした悲しみと恐怖が分かるでしょうか」と訴えた。
実際にネット上では、彼女が犯行に関与していたのではないかという意見も見受けられますが、これまで明確な証拠は示されていません。
橋本昌子が抱えた苦悩
昌子さんは事件後、家族4人を一度に失うという深い悲しみの中で生活を送っていました。
また、袴田巌さんの再審請求が注目されるたびに、自身の家族がメディアで取り上げられ、精神的に大きな負担を抱えていたとされています。
Xにはこういった声もありました。
定かではありませんが袴田さんが釈放された直後の彼女の死は、こうした長年のプレッシャーが影響している可能性もあります。
袴田事件で真犯人が長女ではないかと疑われる背景
一部の憶測では、橋本昌子さんが家族に怨恨を抱いていた可能性が指摘されています。
事件前、昌子さんは家族と疎遠になっており、事件当日も家とは別の場所で過ごしていたことが疑念を生んでいます。
しかし、この推測には確たる証拠はなく、あくまでネット上の噂に過ぎません。
ネットで広がる疑惑まとめ
特にネット上では、橋本昌子さんが真犯人ではないかとの噂が散見されます。
以下がXの一部のポストです。
これには彼女の交友関係や事件後の彼女の振る舞いが一部で不自然に映ったことが影響していると考えられます。
しかし、警察による正式な捜査では、橋本昌子さんが事件に関与したとする証拠は確認されていません。
まとめ
袴田事件の再審で袴田巌さんが無罪となった今、事件の真犯人は誰なのかという疑問が再び浮上しています。
生き残った長女・橋本昌子さんの死に対する疑惑は依然として一部で語られていますが、現在のところ確たる証拠はなく、真相は闇の中です。
袴田事件は日本の刑事裁判制度に大きな影響を与えましたが、真犯人解明の道のりは今後も続くかもしれません。
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