兵庫県の片山安孝前副知事が、斎藤知事のパワハラ疑惑の黒幕ではないかとする声が広がっています。
片山氏は問題が浮上すると同時に辞職しましたが、その背景には、斎藤知事をかばい続けてきた姿勢や、公益通報者に対する厳しい取り調べが影響しているようです。
では、片山安孝氏が黒幕と言われる具体的な理由とは何か?
そして、パワハラ恫喝の疑惑とは?さらに、気になる副知事の退職金の額についても詳しく見ていきましょう。
片山安孝・前副知事が黒幕と言われる理由5選
片山安孝・前兵庫県副知事が、斎藤元彦知事のパワハラ疑惑に関して黒幕だと言われる理由が注目を集めています。
彼の辞職後、パワハラ恫喝や隠蔽工作に関与していたのではないかという噂が浮上し、県民からは厳しい視線が注がれていますが、その根拠は一体何なのでしょうか?
片山氏が黒幕とされる主な理由は次の5つです。
1. 公益通報者への圧力
告発者であった元職員への厳しい取り調べが、片山前副知事の指示によるものだったとされています。
百条委員会での証言によると、告発者に対しパソコンを押収したことが明らかになりました。
この圧力が、彼が黒幕であるという見方を強めています。
告発文書が知事の目に留まったあとに、X氏が書いたものだと断定されました。その後3月25日に、兵庫県の片山副知事がX氏の務めていた西播磨県民局まで足を運んで、X氏の公用パソコンを押収したということです。
2. 知事に対する異常な擁護
片山氏は、斎藤知事がパワハラ疑惑で追及されていた際に、知事を過剰に擁護する姿勢を見せました。
辞職会見でも知事を守ろうとする発言が目立ち、これが「知事の傀儡」として操っていたのではないかという疑念を生んでいます。
3. 告発者への恫喝疑惑
片山氏は、内部告発を行った元職員に対して、人事権をちらつかせながら厳しい取り調べを行ったとされています。
告発者捜しのために恫喝まがいの手段を使ったとされる音声データも存在し、この行動が黒幕説を裏付ける材料となっています。
片山氏は、「俺としては、(告発文書に)名前が出てきたものは一斉に嫌疑をかけて調べなしゃーない。名前が出てきたものはみな在職しとるということを忘れん取ってくれよな」と詰問したことを認めつつ、「斎藤政権に大きなダメージを与える。転覆させるような計画があり、不正な目的だと思った」などと詰問の理由を述べた。
4. 政治資金パーティー券の疑惑
片山前副知事が、商工会議所や地元の企業に対して圧力をかけ、斎藤知事の政治資金パーティー券を大量に購入させたという疑惑も浮上しています。
副知事としての地位を使い、県内の経済団体に影響を及ぼしたとされ、この行動が黒幕説の背景の1つになっています。
告発文書内では「斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会議所などに大量購入させた」といった3項目の疑惑が片山氏に向けられていた。
5. 百条委員会設置阻止のための画策
片山氏は、自らの辞職を条件に、百条委員会の設置を阻止しようとしたことが明らかになりました。
これが、彼が何らかの隠蔽を図ろうとしていたのではないかとの見方を強め、黒幕とされる要因の1つです。
片山氏は県議会で百条委を設置する動きが出た際、設置しないよう自民議員らに打診。「自分が責任を取って辞職する。百条委員会はやめてください」などと持ちかけていたことが判明している。
片山安孝・前副知事のパワハラ恫喝説は本当か?
片山安孝前副知事がパワハラ恫喝に関与していたという疑惑は、告発者であった元職員に対する対応に焦点が当たっています。
これは前項の3で解説した片山氏が主導したとされる厳しい事情聴取では、告発者に対した圧力をかけ、精神的に追い詰めたとされているものがそれで当たるのではないかと言われています。
さらに、片山氏は「公益通報者保護制度」に基づいて告発者を守るべき立場にあったにもかかわらず、逆に彼を追い詰め、恫喝を行った疑惑が出ています。
これにより、彼の行動がパワハラそのものであるとの批判が高まり、黒幕説に拍車をかけています。
こちらがXにあがっている声の一部です。
墨汁よりも真っ黒。それにしても一目散に逃げた片山元副知事、一番の黒幕じゃねぇかと感じるのだが。 百条委員会の尋問を聞いた限りは刑事罰に値するのでは。なぜ警察は動かないのだろう? いち兵庫県民として非常に怒っている!
片山副知事は涙を流して辞任会見を行い悲劇の家臣を演じていたが、やっぱりチーム斉藤の旗振り役で黒幕だった訳だ…
どう責任とるんでしょうか?
人が1人自ら命を絶っているのに。
斉藤元彦も罪深いが泥舟からサッサと逃げた鼠男 #片山副知事 は極悪人でしょう。
そもそも斎藤なんかの12歳から兵庫県に関係無かった人物を維新と菅政権、西村がお飾りで据えた上で、県政実務を裏で仕切った片山副知事が黒幕なのは明白やんか。薄ら笑いの先には今回得たネームバリューで維新の候補へとらばーゆかも。謝れない世代の斎藤は民衆に潰されるだけだろね。
兵庫県知事を告発した元局長に対する聴取の音声データ。
片山副知事「知事のパワハラ?なんでそれを知っとる」。
片山副知事「アイアンセット受け取ったんか?こんなのみんな知らんやろ」。
片山安孝・前副知事の退職金の額
片山安孝前副知事の退職金も話題になっています。
副知事として長年勤務した彼には、約1,800万円もの退職金が支払われる予定です。
副知事の退職手当は25%、給料と期末手当は15%削減。
約2370万円の退職手当は1800万円弱に、月額105万円の給料は89万2500円になる。
通常、兵庫県の副知事の退職金は約2,370万円ですが、今回の問題を受けて報酬の削減が行われたため、退職金もカットされることとなりました。
この高額な退職金に対しては県民からの批判が相次いでいます。
特に、パワハラ疑惑や恫喝疑惑が浮上している中での多額の退職金支給には、納得できないという声も・・。
Xでの一部の声はこちらです。
兵庫県民は片山さんの退職金返還請求をするべきだね。
こわい。 これが副知事? 税金マフィアじゃないか。 兵庫県民さんはこれでいいの? がっぽり退職金までもってるんですよ、この片山。
退職金は片山副知事もしっかり貰ったんでしょう?斎藤知事もそのつもりなんでしょう? 涙も自分の為。 どこまで ひ と で な し なの?
片山氏の辞職が、単なる責任逃れだったのではないかとする意見もありますが、今後も百条委員会での証言や調査の進展が注目されるところです。
まとめ
片山安孝前副知事が黒幕とされる理由について、5つのポイントから見てきました。
斎藤知事のパワハラ疑惑に関与していた可能性が高いとされる彼の行動は、告発者への圧力や恫喝、そして自身の辞職と引き換えに調査の阻止を図るなど、黒幕としての疑念を強めています。
さらに、高額な退職金の問題もあり、彼の辞職が本当に責任を取るためのものであったのか、今後の動向が注視されています。
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